和光市の令和4年12月定例会が行われ、市長の海外出張に関する質問や多くの市政課題に議論が集中した。
特に市長の公務として韓国にて基調講演を行った件については、評価される一方で、その成果や影響の市民への還元が求められるとともに、具体的な報告が期待される。
また、国道254号バイパス延伸に関しては、地域分断の懸念が挙がり、住民説明会の重要性が指摘される中で、事業を進める上でのコミュニケーション不足が浮き彫りとなった。市民との合意形成を進めるための取り組みが今後必要であるという見解が示された。
さらに、和光北インター東部地区の土地区画整理事業においては、事業費の高騰についての質問が集まり、地権者に対し過度な負担を強いることのないよう十分な配慮が求められた。特に減歩率や事業計画の妥当性について厳しく見守る必要があるとの意見が出た。
次に、和光版MaaSの導入についても議論が展開され、自動運転サービスの実施に向けた詳細な見込みや、その成果について市民への説明が不足しているとの指摘もあった。特に市民からの理解を得ることが重要であり、今後のイベントや説明会での具体的報告が期待される。
人事ローテーションについては、業務の滞りが見え始めており、職場環境の改善や職員の士気向上に向けた具体的な策の必要性が議論された。そのなかで、職員の意見をしっかり吸い上げる体制整備が求められた。
最後に、不祥事の再発防止策については、調査特別委員会の最終報告書にも示された課題に真摯に向き合う必要性が強調された。特に、過去の交付金の取り扱いや、その際の責任について明確化し、今後の改善策を講じることが重要であるとされている。