令和5年12月8日、和光市議会上で行われた予算決算文教厚生分科会では、三つの議案が審議された。
はじめに、議案第90号、令和5年度和光市一般会計補正予算(第4号)では、教育関係の予算が話題に上った。説明を行った寄口昌宏教育部長は、児童・生徒数見込み調査に基づく知的障害学級や情緒障害学級の新設が必要との見解を示した。具体的には、第三中学校、自閉症・情緒障害学級、新設の必要性があり、そのための増額が議論された。
次いで、議案第91号、後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、斎藤幸子健康部長が詳細を説明した。歳入面では245万2千円の減額が見込まれ、一方で保険料還付金が増額するとしており、実質的に予算総額は約9億1,845万4千円となる。
また、議案第92号、介護保険特別会計補正予算(第2号)も同様に、評価の高まった介護給付費や保険者機能強化に伴い、歳入が約46億7,491万4千円に増額見込み。特に介護予防サービスの給付が多くなるとし、587万円の増額を希望すると述べた。
質疑の中で松永靖恵委員は、特別支援学級の新設について「教育課程において障害のある子供たちの発達に寄与すると期待」と述べた。また、委員会は各補正予算の妥当性に焦点を当て、今後の見通しや影響について協議を進めた。特に、教育・福祉部門における徹底的な支援が求められている。
これらの議案に対し、委員たちは協議を重ね、早急な改善と向上の必要性を確認した。会議は午前9時30分に開始し、午後2時08分に閉会。