令和2年9月4日に開催された連合審査会では、第五次和光市総合振興計画の基本構想に関する具体的な審議が行われた。
この計画においては新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、柔軟に対応する姿勢が求められている。特に、地域の課題解決に向けた施策が注視されており、これらの実施に先立ち、過去の総合振興計画からの改善点が提起された。田中市民活動推進課長が強調したように、「競争力を高めるための業種や事業の継続的な支援が不可欠である」と述べた。これを受け、各委員は施策に対する意見や提案を活発に交換した。
計画の中では、公共施設の整備や維持管理についての重要性も挙げられた。特に、公共施設マネジメントの推進が今後の持続可能な財政運営につながるという見解が示された。櫻井財政課長は「公共施設の管理を適切に行うことが、最終的に市民サービスの向上にも寄与する」と説明した。
また、湧水や緑地の保全と再生に関する施策についても議論された。この部分では、赤松議員から「自然環境保護の重要性が強調されるべきだ」との強い意見があり、課題としても無視できない事問題であることが再確認された。議会においては、今後の環境施策がいかに持続的に進められるかがひとつの焦点であるとの見解が共通していた。
このように、連合審査会は計画の策定過程における市民参加の重要性を再認識し、より多様な視点が反映されることを期待している。各施策が市民の期待に応える形で進められ、効果的な施策展開が望まれる中、今後の目標達成に向け、議会としての役割も重要になりそうである。