令和3年9月6日に開催された和光市議会の定例会では、重要な議案が取り上げられた。
特に、和光市保育センターの新設に関する条例案が議論の中心にあった。
鳥飼雅司議員が「保育センターの設置による現行の保育園運営への影響について」質問すると、子どもあんしん部長の斎藤幸子氏は、保育センターは別のフロアに設置予定であり、運営への支障は極めて少ないと説明した。
さらに、職員配置の詳細も問われた。斎藤幸子氏は「センター長や保育士支援アドバイザーを配置し、約七、八名のスタッフを予定」と述べ、保育センターの目的は質の高い保育を提供するための研修や支援の充実にあると強調した。
また、議案第50号に関して、生活保護の相談件数が前年比で増加している背景について議論された。大野久芳保健福祉部長は、4か月の相談件数が264件に達し、特にコロナ禍の影響もあると述べ、必要な措置を講じる必要性を訴えた。
押印・署名の見直しを進めるための条例も上程され、これが初の改正であることが強調された。中蔦裕猛企画部長は、制度改革に伴う手続きを適宜実施するとし、今後の見通しについても説明した。
最後に、次回の会議日程報告が行われ、9月7日から9月15日にかけての各委員会の開催が確認された。これにより、市政に対する議会の透明性と参加者の関与の重要性が再認識される結果となった。