令和5年9月7日、予算決算文教厚生分科会が和光市全員協議会室で開催され、予算や決算に関する議案が審査された。会議は赤松祐造議員の司会の下に行われ、主要な議案8件が取り上げられた。
主要な議案には、令和5年度の一般会計補正予算(第3号)などが含まれ、歳入や歳出、民生費、衛生費、教育費が議題となった。特に、令和5年度の埼玉県和光市一般会計補正予算(第3号)について、長坂裕一保健福祉部長が民生費および衛生費の説明を行った。これは、超過勤務手当や介護保険等の需要に伴い必要な予算を増額するものである。たとえば、老人福祉総務費では、昨年度発生した虐待事案への対応として、超過勤務手当が増額されることとなった。これに関連して、菅原満委員が虐待事案に関し質問を行い、内訳や対応についての説明が行われた。
また、寄口昌宏教育部長からは、教育費の説明があり、これには小学校管理費や学校施設の維持管理に必要な修繕費が含まれている。各委員からの質疑により、現場の実情が確認され、適切な対応が求められた。
国民健康保険特別会計の状況についても、長坂裕一保健福祉部長が報告し、令和5年度の予算が円滑に進行していることが強調された。特に、国民健康保険税に関する収納状況や、医療費の高額化についても意見が交わされた。加えて、高齢者医療や介護サービスにおける重要事項が取り上げられ、その影響が綿密に議論された。
これらの議案についての質疑応答を通じて、委員たちは市民の福祉向上と市の財政状況のバランスを考慮した議論を行い、最終的に各議案は承認の方向に進むと思われる。次回の審査は9月8日に予定されており、今後の結果を注視していく必要がある。