令和3年3月17日、和光市議会が定例会を開催した。出席議員は18名で、すべての審議が無事に終了した。
議長の吉田武司議員は開会の挨拶を行い、出席議員数が定足数に達していることを確認し、会議の成立を宣言した。
まず、総務環境常任委員会の富澤啓二委員長が委員長報告を行った。富澤委員長は、付託された議案に関する審査結果を詳細に報告した。また、議案第12号について質疑が行われ、市道の認定に関する内容が浮き彫りとなった。委員からは、道路の幅員に関する質問があり、執行部は道路規制がないことを説明した。富澤委員長は、この議案が全会一致で可決されたと告げた。
次に、議案第13号に関しては、令和2年度埼玉県和光市一般会計補正予算が議題となり、衛生費と清掃費に関する内容が再度取り上げられた。委員は、朝霞市との負担金の減額について詳細を質し、執行部は県補助金の影響を説明。新型コロナウイルスの影響で、さまざまな事業が遅れる中での確実な運営が求められている。
その後、予算や財政に関する議論も盛んに行われた。特に、負担金の減額、収入増加の見通し、執行部による市民向けの施策が焦点となった。教育や景観といった広範なテーマにわたる質疑が続き、役所の役割と市民サービスに関する期待が語られた。
最後に、文教厚生常任委員会の安保友博委員長も報告を行い、教育関連の議題に関して意見を述べた。全ての議案が原案通り可決され、和光市の今後の発展に向けた一歩が模索された。この定例会は次回の3月18日に続き、さらなる議論が行われる見通しである。