令和元年6月6日に和光市議会の6月定例会が開会した。
議長である吉田武司議員が、この議会では、出席した18名の議員が定足数を満たしていることを確認し、会をスタートさせた。
日程の最初に、会議録署名議員の指名が行われ、熊谷二郎議員、内山恵子議員、齊藤誠議員に決定した。
続いて、今期定例会の会期について、20日間、6月6日から6月25日までとすることが決定された。
この定例会では、様々な報告が行われた。
吉田議長は、過去3月定例会において趣旨採択された陳情について結果を通知したことを報告した。
また、議長会における情報交換や出席状況についても触れ、議会に関する透明性や信頼性の向上が図られていることを認識させた。
次に、監査報告が行われ、代表監査委員の山田史明氏が登壇した。
彼は、財政援助団体の監査の結果を説明し、和光市新倉高齢者福祉センターについても適正に執行されていたと述べた。
これに対し、熊谷二郎議員が指定管理者に対する改善要望を問うと、山田氏は進捗状況の確認を行う意向を示した。
その後、陳情の報告があり、特に新倉ロータリーの事故に関する信号機設置に関する陳情が取り上げられた。
この件に関しては、所管委員会に付託されることが決定された。
提出された議案では、教育委員会委員の任命や手数料条例の改正、消費税法に関連する条例の整備が議題に上った。
松本市長が提案説明を行い、重要な補正予算案についても詳細に説明した。
特に一般会計補正予算では、歳入と歳出それぞれに新たに約1億3,792万9,000円が計上される旨が確認され、文化芸術創造や教育など多方面にわたる支出が増額されることが期待されている。
この日は、議案に対する質疑も行われ、特に教育委員会委員の出席状況についての質問があり、木村玲子氏が高い出席率を保ちながら役割を果たしていることが確認された。
最終的に、議案は討論省略の上で採決に付され、全会一致での同意が得られた。
次回の会議日程が事務局より報告され、6月7日は調査休会となる旨が伝えられた。
議会は、透明性と市民サービス向上を目指し、今後も定期的に活動を続けていく見通しである。