令和2年12月15日、和光市議会は12月定例会を開催し、18名の議員が出席した。議事日程に従い、最初に議事日程の報告が行われた。
次に、各常任委員会からの委員長報告とそれに対する質疑が行われた。総務環境常任委員会の富澤啓二議員は、議案第83号から第88号までの付託議案について報告した。中でも、議案第83号「中学校生徒・教師用タブレット端末購入の契約の締結」では、タブレット端末の費用が1台8万3,000円であることが質疑応答で明らかにされた。 さらに、教育環境におけるデジタル化の進展が、市の教育施策に重要なことが強調された。議案はすべて可決された。
安保友博文教厚生常任委員長も委員長報告において、和光市国民健康保険税条例の改正案など計11件の議案の審議を報告した。特に、議案第89号では基礎控除の引き上げにより、約97万円の軽減額が見込まれることが説明された。これにより、約120世帯が恩恵を受けるとのことだ。
さらに申し上げると、議案第107号に関しては、ひとり親世帯臨時特別給付金が再支給されることが計画されており、この施策対応として2,080万円の費用が議決された。市長は、この支援策が地域の子育て家庭の経済的支援に寄与することを願ったと述べた。
会期の最後に、議長は定例会の閉会を宣言し、出席議員に感謝の意を表した。議会は全ての議案について可決し、特に教育や福祉に関する施策の充実が図られることが引き続き期待される。