令和2年9月3日に開催された和光市の連合審査会で、議案第65号に基づく第五次和光市総合振興計画基本構想が審議された。会議では、今後のまちづくりの基本的方針や目指すべき姿について議論が交わされた。
特に、市民生活の目標像や地域共生社会の実現に向けた取り組みが重要視されている。待鳥美光委員は、地域共生社会に向けた新たな施策の必要性を強調し、社会福祉法の改正に伴う支援体制整備について提案した。また、施策が従来の枠組みを越えて、包括的な視点を持つべきだという意見が出た。
さらに、シビックプライドの概念については、渡辺政策課長が市民の誇りや地域愛着を育む重要性を語り、今後の市民参加を促進する考えを示した。加えて、環境への配慮がされるよう努力する意向も伝えられた。
今回の計画では、積極的に市民生活を改善するための施策が掲げられており、特にごみ減量に向けた調査や啓発も強調されている。熊谷二郎委員は、道路整備計画についても関心を寄せ、交通安全対策の充実が求められるという点にも注目した。
さらに、教育委員会は今後10年間の教育基盤整備に積極的に取り組む意向を示した。市の新たな保健センター設置に伴い、住民に提供される健康支援の拡充も視野に入れた。自殺対策と生活困窮者への支援策も重要なテーマとして議論された。
これらの議論を通じて、和光市は今後の地域づくりや市民の生活向上に関する積極的な取組を強化していく方針である。今後も市民参加を基にした施策の進展が期待される。