令和4年12月6日に開催された和光市議会の定例会では、市政に対する一般質問が行われた。
特に、子宮頸がんワクチンに関する質問が注目を集めた。議員の伊藤 妙子氏は、積極的勧奨が再開されて以降の反響と今後の対応について詳しく尋ねた。市の対応として、定期接種対象者全員に対し個別通知が行われた。現在の接種状況を受けて、副反応についても言及され、特に重篤な副反応の報告はないことが強調された。
自殺対策についても質問があり、アンケート調査を通じて職員の意識を高める取り組みについて触れられた。自殺者の増加が懸念される中、学校での教育を通じた予防措置が求められている。子供や若者の自殺対策に関連して、教育現場での取り組みが進められ、心の問題への意識向上が図られていることが説明された。
さらに、LGBTQ支援について言及され、和光市内の多様性を尊重するファミリーシップ制度の導入が評価された。この制度は、性的指向や性自認に関わらず、すべての人が安心して生活できる環境づくりの一環と位置付けられている。市長は、施策の周知が重要であるとの認識を示し、市内の医療機関や事業者への情報発信に力を入れる方針を示した。
このように、議会では多岐にわたる課題について議論が行われており、市民のニーズに応じた施策が求められている。特に子宮頸がんワクチンの接種促進や自殺対策、LGBTQ支援に関する取り組みが強調され、市の今後の動向が注目される。