令和4年12月5日、和光市議会第12日目の定例会が開催され、重要な議題が取り上げられました。中でも注目を集めたのは、市内循環バスの運行見直しと和光高校統合後の跡地利用に関する一般質問です。
初めに、赤松祐造議員が、和光高校統合後の跡地利用について質問しました。赤松議員は、新倉複合施設建設プロジェクトの提案をし、及び駅北側アンバランスな公共施設の統廃合が市民の長年の要望であることを述べました。特に、この新施設では、中学校の新設とともに、高齢化に備えた福祉施設の必要性を強調しました。企画部長の中蔦裕猛氏は、県の活用が優先であることを述べつつも、議員の提案は地域の活性化につながる可能性があるとの考えを示しました。
次に、交通不便対策として、赤松議員は市内循環バスの見直しについて詳細に質問しました。特に、増便やルート拡大の必要性を訴えました。この問題に関しては、建設部審議監の加山卓司氏が、現在の交通データを基に効率的な運行ルートの設定を進めていることを明かし、利用者のニーズに基づいたサービス向上を図る意向を示しました。
さらに、赤松議員は、新倉高齢者福祉センター周辺の交通空白地域への対応を求めました。加山審議監は、運行車両の小型化により、今後はより多くの地域をカバーできる旨を報告しました。また、公共交通の見直しだけでなく、福祉部門との連携も進めることの重要性が強調されました。
一方、小嶋智子議員からは、給食時の会話復活についての問題提起があり、教育長の石川毅氏は、感染状況を見極めつつ、段階的に通常の学校給食に戻す検討を進める考えを示しました。また、男女共同参画の重要性について、内山恵子議員が自主防災組織の役員構成における男女比の必要性を指摘し、道徳観を持っ...
最後に、富澤啓二議員は空き家問題の現状を挙げ、市が空き家対策の条例を検討すべきと提言しました。これらの議論は、和光市の未来を築くための重要な要素となることが予測され、今後成果を見守る必要があります。議会の議事は全て終了し、次回は12月6日に再開される予定です。