令和3年12月16日、和光市議会は12月定例会の第15日を迎えた。議事日程は、議題の報告および市政に対する一般質問が議論された。出席議員17名の参加が確認され、会議は成立したと議長の齊藤克己議員が述べた。
本会議では、初めに先週14日に行われた一般質問に関する発言の取消しが報告された。赤松祐造議員は、不適切な発言についての取り消しを申し出、これが許可された。議事の議題に移り、議長は日程第1の議事日程の報告を行い、その後、市政に対する一般質問が開始された。
一般質問においては、特に齊藤誠議員が道路整備に関する重要な質問を提示した。路線名が挙げられ、市道2002号線への交通量調査結果の説明会の内容や地域の住民説明会の役割について具体的に尋ねられた。
その中で建設部長の漆原博之氏は、交通量調査会における市民の意見や質問が市道2002号線の運用やバス停の設置について、他市との連携をもたらしたと説明した。また、国道254号バイパスの延伸に伴うまちづくりの方向性についても、市と県の役割分担が明確にされていると述べた。
更に、視覚障害者向けの点字ブロック整備についても触れられ、市の基準に基づく点字ブロック設置の要件が議論された。市が視覚障害者団体との協議を重ね、適切な設置を進めていることが強調された。特に、市内の交通インフラ整備における視覚障害者の移動の快適さが重要視されている。
議論は続き、松永靖恵議員が新設された診療所及び児童発達支援センターについて質問を行った。新診療所では小児科及び小児精神科を中心に診療が行われ、早期療育が実現されることが期待されていると答弁された。さらに、障害者の課題についても意見が出され、地域社会の支援体制の充実が求められた。
会議終盤では、市役所事業総点検に関する議論も行われた。利益の最大化を図る施策としての市の選択と集中が強調され、特に福祉施策の見直しが如何に市民サービスに影響を及ぼすかが心配されている様子が見えた。市側は、今後も住民ニーズに応じたサービス向上に努めるとした。
次回の会議は、12月17日に予定されており、引き続き市政に対する一般質問が行われることが報告された。