令和4年6月15日、和光市議会において第6回定例会が開催された。17名の議員が出席し、議案に対する質疑が行われた。質疑の中では、和光市勤労福祉センター条例の改正について議論が白熱した。また、議案第40号に伴う補正予算関連の経費に関する質疑も相次いだ。
まず、議員の待鳥美光氏が和光市勤労福祉センターの在り方について質問した。このセンターでは、施設利用者に対する丁寧な説明が求められているが、過去の否決結果から利用者への説明が不足していたと指摘した。また、内容に関しては特に利用者アンケートが実施され、その結果を踏まえた今後の運営方針が問われた。
これに対し、市民環境部長の喜古隆広氏は、利用者アンケートの結果を基に、今後の設計理念などを検討していると述べた。加えて、利用者からの意見を尊重しつつ、年間を通じた事業運営の見直しにも言及した。待鳥氏は、経費の抑制を図る中で、運営内容の减少を図る利用者のニーズ調査の重要性も強調した。
続いて、議案第35号、市の組織改正に関する質疑が行われた。松永靖恵氏が現在の組織が市長公約の実現にどのように寄与するのかを質すとともに、組織改正のプロセスについて質問した。中蔦裕猛企画部長は、約40項目の職員からの意見を反映したとし、業務の効率を上げることを目的とした改正だと回答した。
議長は、次会の日程について報告を行い、最終的に議案は所管の委員会に付託されることが決定された。整体として、和光市の行政運営や市民サービス向上に向けた取り組みに期待が寄せられる。今後の議論にも注目が集まる。