令和2年8月27日、和光市議会において9月定例会が開会した。
出席議員数は17名であり、松本武洋市長をはじめとする市長と理事者が出席した。議長の吉田武司議員が開会を宣告し、議会が成立したことを報告した。議会は最初に、会議録署名議員の指名と会期の決定に進み、会期は本日から9月25日までの30日間と決定された。
次に行われた議事日程の報告の中では、議長報告と監査報告が行われた。議長の吉田武司議員は、議長会やその他の会議の出席状況を詳細に報告した。続いて、山田史明代表監査委員による監査報告が行われ、現金の出納及び保管について適切に行われていることが確認されたと述べた。
この定例会では、陳情が5件報告された。新倉・下新倉地域への中学校建設、資産課税の軽減、地域センター施設の設置、ウイズコロナ時代に即した第五次和光市総合振興計画に関するものであり、市民の声を議会に届ける重要な機会となると期待されている。これらの陳情については、所管の委員会に付託されることが決まった。
提出議案の報告では、報告第5号と第6号が上程され、それに続いて議案第64号から第80号までの各議案についても報告された。市長の松本武洋氏は、特に令和元年度決算に係る健全化判断比率や資金不足比率の報告について重要性を強調した。また、第65号議案では次期の総合振興計画を定める意義を述べ、新型コロナウイルスの影響を受ける中でも地域発展に資するよう努める意向を示した。
質疑においては、熊谷二郎議員が教育委員会委員の山田実氏の出席状況を質問した。これに対し、松本市長は同氏が全ての委員会に出席していると回答した。議案第64号については討論を省略した後、採決が行われ、同意が決定された。このように、9月定例会は市民の要望を受け入れつつ、次年度以降の計画を確立する重要な会議となった。
次回の会議日程も報告され、議会は今後の議論と決議を進めていく。