令和3年6月10日に実施された和光市議会6月定例会では、重要な議案に対する質疑が行われた。
議案第40号の令和3年度一般会計補正予算に関して、内山恵子議員は職員による不祥事の再発防止に関連する第三者委員会の運営について詳細を求めた。これに対して、鈴木均総務部長は、第三者委員会による中立的な調査を強調し、事務局の運営が独立した立場である必要があると説明した。具体的な費用については、委員の謝礼68万円や事務局運営委託料300万円を見込んでいるとのこと。これにより、公正な調査が進められることへの期待が高まる。
また、冨澤勝広議員は、和光市アーバンアクア公園の指定管理者選定について質疑を行った。寄口昌宏教育部長は、評価基準に基づき選定された経緯を説明し、どちらも優れた内容であったことを強調した。優先交渉権者が選ばれた理由には、全体的な評価点の高さがあることが明らかにされた。
鳥飼雅司議員は、複数の議案に対し詳細な質疑を実施。特に市民の意見を反映したパブリックコメントの意義について強調した。教育振興費の増額理由や、長期休業期間中の早期延長事業についても問われた。寄口教育部長は、採用された意見の重要性を答えるとともに、確実な運営準備が整っていると述べた。
議案の提出はすでに委員会に付託された。今後の市政に対する一般質問は、6月16日に予定されている。議会の進行状況を注視し、市民の声を反映した運営が期待されている。