令和6年の和光市議会3月定例会が2月22日に開催され、重要な決議が行われた。議題として大島秀彦副市長に対する辞職勧告決議が上程され、その背後にある問題が議論された。
議長を務める富澤啓二議員は、「今回の決議案は、大島副市長の元職員による不祥事に関する責任、議会に対する姿勢、通勤手当の二重支給についての不正が問題視された」と述べた。特に、大島副市長の責任感の不足と議会への対応の悪化が浮き彫りになった。
提案を行った安保友博議員は、辞職勧告の必要性を訴え、「大島副市長は過去の問責に関して適切な対応をしなかった」と強調した。さらに、「速やかに職業を辞するよう勧告し、給料や退職金の返納も求める」と具体的な要求を示した。
質疑では、菅原満議員が決議文中の「納得できる方法」という文言について疑問を呈し、大島副市長自身が責任の取り方を考えることが適切かと質問した。しかし、安保議員は「責任を市民が納得できる形で取るべき」と説明した。
最終的に、議会はこの辞職勧告を原案のとおり可決することを決定した。採決では出席議員全員が賛成した事から、大島副市長は直ちに職を辞すべきとの意思が示された。