和光市議会は令和4年3月8日、第16回定例会を開催し、市政に関する一般質問の中で複数の重要案件が議論された。
中でも、白子三丁目中央土地区画整理事業についての質疑が目立った。金井伸夫議員はこの事業における施行期間の延長とその理由について取り上げ、長期の施行期間が影響を及ぼす権利者への説明を求めた。漆原建設部長は、官公庁との協議や地権者との調整に時間を要したとし、その結果に基づく施行延長を説明した。具体的には、公共施設工事における安全対策や、住民生活への配慮から、必要なプロセスと判断された。
さらに、調整池の増設に伴う費用の増加についても言及があり、これには使用機械の変更や耐震設計の見直しが影響しているとのこと。市はこの過程を通じて増加した費用が必要な投資であると強調した。また、新たに整備される公園の概要についても発表され、予定通り整備される見通しが示された。
新型コロナウイルス感染症対策に関する議論も盛り上がりを見せた。特に注目されたのは、自宅療養者への支援についての改善提案である。中川危機管理監は、市の独自支援体制が整っていることを強調し、地域への迅速な支援を続ける意向を示した。
また、通学路の安全対策についても質問され、菅原満議員は特に氷川通りと半三池通りの交差点の危険性について問題提起した。市側は警察や学校との連携を強化していく方針を示した。
これらの質疑応答を通じて、和光市のまちづくりや市民の安全確保に向けた取り組みが進められていることが確認された。議会は今後も市民の声に応えるべく、引き続き市政に関する重要問題を議論していくこととなる。