令和4年3月16日、鶴ヶ島市議会は、一般質問を通じて男女共同参画の推進や高齢者支援の重要性を再認識した。
長谷川清議員は、鶴ヶ丘児童公園の再整備について、市長公約の一環として実施されるNゲージのテーマパークが地域の活力を促すと指摘した。さらに、地域住民が参加することで生きがいや地域経済の活性化に寄与することが期待されるとの意見も示した。袴田健総合政策部長は、この公園が地域住民にとって貴重な交流の場となることを強調した。
また、高齢者に特化した支援策が充実する中、高齢者のデジタル化支援としてスマホ教室が開講され、地域の高齢者を対象に情報技術の普及が図られることが報告された。長島きぬ子健康福祉部参事が、具体的な取り組みとして開催されたスマホ教室の詳細を説明し、これからも継続して支援する方針を示した。
一方、金泉婦貴子議員は、市の防災や情報伝達の視点から、障害者手帳アプリ(ミライロID)の利用促進にも注目し、その重要性を訴えた。また、こうした取り組みが男性や性的マイノリティにも広がらなければならないという意見が出たことに対し、参事は行政が市民の声を聞き、柔軟な対応を進める必要性を述べた。
最後に、女性センターの役割についての質問もあり、施策の推進にあたって、単に女性だけに特化するのではなく、すべての市民に開かれた場所であるべきと議論が交わされた。様々な視点からの意見が出され、今後の男女共同参画や福祉活動の推進へとつながることが期待される。