令和3年3月、鶴ヶ島市議会の定例会が開催された。
齊藤芳久市長は、市民の健康を最優先課題に位置づけると強調した。新型コロナウイルスの影響により、議会は新年度予算を含む28件の議案を審議するに至った。特に注目されたのは、令和3年度の一般会計予算である209億1,000万円となり、前年度比で4.2%の減少が見込まれている。市長は「新型コロナウイルスの影響で市財政に大きな打撃があるが、主に市民を支えるための財源を維持していく」と述べた。
また、ワクチン接種については、市内での接種体制を整備し、65歳以上の高齢者を優先的に対象としている。市長は、「保健センターにワクチン接種担当を置き、市民がスムーズに接種できるよう準備を進めている」と言及し、医師会や関係機関との連携が重要であると指摘した。
その他には、将来的な施策に関しても言及がなされた。市長は、市制施行30周年の記念事業として、一連の取組を「しあわせ共感 安心のまち つるがしま」として進めていくことを強調した。地域を活性化する新たな事業も検討されており、市民が参加するイベントの開催などが示唆された。