令和3年第3回鶴ヶ島市議会定例会が開会され、市長が議会に出席した。市長、齊藤芳久氏は市制施行30周年を迎えたことへの感謝を述べ、明るい未来のために議員との協力を強調した。
市長はワクチン接種の進捗について報告し、高齢者の88%が接種を完了したと説明した。また、今月末には約3万4千人が1回目接種を終える見込みとし、更なる推進を誓った。
一方、新型コロナウイルス感染症の拡大状況に関しても触れ、市内で新規陽性者数が増加していることから、市は特別警戒態勢を取り、公共施設を厳しい制限のもとで運営していると述べた。
議案に関しては、市長が提案する15件の議案が上程された。特に、教育委員会教育長の任命や、デジタル庁設置法に関する法律整備、補正予算の内容が重要視されている。齊藤市長は、新型コロナウイルス対策をはじめ、市民生活や地域経済を支援する事業の実施を強調した。
そのほか、令和2年度の決算についても報告がなされ、一般会計の決算は約300億円を超え、予算規模も談及された。市長は、全ての事業を精査し、次に繋がる施策をしっかり進める必要性を訴えた。
議案については慎重な審議が求められ、議会運営委員会の日程も報告された。一般質問は9月15日から三日間予定されている。議長、山中基充氏は次回会議の日程を告知し、日程が全て終了したことを確認した。散会は、午前10時50分とされ、議論を引き続き進めていく方針が示された。