令和3年第2回鶴ヶ島市議会定例会が開催された。
本会議では、いくつかの重要な議案が審議された。
議案第35号から第38号まで、税条例や医療費助成金条例、補正予算などが議題となり、質疑と委員会付託が行われた。
特に、令和3年度鶴ヶ島市一般会計補正予算に関する議案第38号においては、議員からの具体的な質疑が展開された。
質疑したのは、太田忠芳議員で、子育て世帯生活支援特別給付金について、その現状と今後の支援策について問うた。
彼は、「子育て世帯の困窮化が増えていると思います」と指摘し、現状の支援策で解決が図れるのか懸念を示した。
これに対し、高沢嘉晴健康福祉部長は、「非正規雇用の労働者が多く、影響を受ける世帯が増えている」と返答した。
また、国の施策も踏まえ、迅速な支援の必要を強調した。
さらに、太田議員はコロナ禍での困窮世帯の実情について言及し、生活保護の申請が増えていることも示した上で、「自立のための基盤を提供する必要があるのでは」と提案した。
太田議員の質疑に引き続き、融資事業についても質疑が行われた。
この融資事業は2020年度から行われた特別な措置であり、市内中小企業の事業継続を目的としたものだ。
町田偉将市民生活部長は、「年度内で2,940万円の融資を実施した」と報告した。
町田市民生活部長は、現在の経済状況に応じた施策の重要性を強調し、「行政の後押しが必要だ」と述べた。
これには、地域経済活性化ポイント還元事業や高齢者向けクーポン券の発行事業も関連している。
市は、各事業者がそのプログラムを活用し、自立的な成長を促進することを期待しているという。
最終的に、全ての議案は質疑を経て委員会付託が決定された。
次回の議会は、6月16日の予定である。
議会はスムーズに終結し、議長は参加者に労いの言葉を寄せた。