令和6年第1回鶴ヶ島市議会定例会が行われ、重要な議題がいくつか取り上げられた。
特に、防災対策については、11番の村上信吉議員が現状の防災計画の充実を求める質問を行った。村上議員は最近の能登半島地震を受け、自市の防災体制について再確認が必要であると強調した。防災には、地域予想の多様性、地域資源の活用、住民の防災意識向上が求められると述べた。特に自主防災組織の力量強化が重要とし、今後の施策において県や自治体との連携強化を提案した。髙澤嘉晴総務部長は、現行の防災計画の見直しを進めると述べ、災害時の公助、共助、自助の要素を強調した。特に、住民自身による備え強化の重要性を訴えた。
次に、高齢者支援について、村上議員は、急速に進む高齢化に伴う新たな施策が必要であると提言した。本市の65歳以上の人口は急増しており、今後は高齢者向けの健康促進施策や居場所づくりが重要になってくる。髙澤総務部長は、すでに地域での健康づくりとして、ラジオ体操の普及や新オープンのガーデンパークを活用したプログラムが予定されていると答え、高齢者と他世代の交流促進が地域活性化に繋がるとの期待を示した。
また、地域の魅力発信について、村上議員は脚折雨乞のシティプロモーション活動についても言及した。この伝統行事の国選択無形民俗文化財としての価値を強調し、地域外にその魅力を広めるべきだと指摘した。袴田健総合政策部長は、地域への観光客誘致として、シティプロモーションに力を入れ、できる限りの広報活動を進める考えを述べた。今後は、地域全体の絆を強めつつ、農産物や伝統行事などの魅力を発信していく方針が確認された。
このように、本日の会議では防災、高齢者支援、地域の魅力発信といった重要なテーマが議論され、具体的な施策が明らかにされていくことが期待されている。