鶴ヶ島市議会の令和4年第4回定例会が12月13日に開催され、重要な議案の採決が行われた。特に、補正予算に関する議案が注目を集めた。
議案第67号では、令和4年度の一般会計補正予算が提案され、出産・子育て応援事業に必要な経費が追加される見込みである。市長の齊藤芳久氏は「国の補正予算成立を受けた緊急性の高い事業について計上するものである」と述べた。
また、議員からは経済的支援の内容について、現金給付に対する視点が示された。小林ひとみ議員は経済的支援の形式について、現金給付に加え、子育て用品の助成などが望ましいと意見を述べた。これに対し、高沢嘉晴福祉部長は、現金給付が自由に使えるため、家計の状況に応じた支援になると説明した。
議案第54号から第66号までの他の議案も全て可決されたが、特に重要なのは市道の路線認定や個人情報保護条例の廃止である。これにより、鶴ヶ島市の今後の法令や政策運営に影響を与える可能性がある。
出席議員は18名で、出席人数は定足数を満たしており、議会運営はスムーズに進んだ。議長の山中基充氏は、各議案についての議論の必要性を訴え、討論がない議案については即座に採決に移行した。
議会は閉会後、特別委員会の設置や議員派遣の決定を行い、地域の発展に向けたさまざまな取り組みを進める姿勢を示した。市長からの閉会挨拶では、社会経済活動回復に伴う交通事故の防止を呼びかけ、すべての議員に安全運転の重要性を強調した。