令和4年第2回鶴ヶ島市議会定例会が開会した。
市長の齊藤芳久氏は、議員たちに今回の会議への参加へ感謝の意を表した。
新型コロナウイルス感染症の状況についても言及。
「行動制限のない大型連休を迎えたが、感染者数は確認されていない。」と述べた。
市民のワクチン接種状況について、58%が3回目接種を済ませていると報告。
特に、65歳以上の接種率が高い中、若い世代の接種が遅れていることを課題とした。
今後も接種促進の努力が必要であるとし、4回目接種の準備も進めると伝えた。
さらに市長は、地域の活動再開状況についても述べた。
4月に実施された地域イベントについて、感染防止策を講じながらの活動が進んでいると評価した。
「高齢者を対象としたeスポーツや脳トレの体験会も始まる。」と述べ、地域の活力回復に期待を寄せた。
また、国からの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金について言及し、約2億1,200万円を活用する意向を示した。
主な利用目的には、一人暮らしの自宅療養者への支援やプレミアム付商品券の発行が含まれる。
会期は6月17日までの22日間で決定。
本定例会で提案された議案は7件。それぞれ専決処分の承認、人事に関する議案、条例改正案、補正予算に関するものなど多岐にわたる。
議案第29号から第35号に関しては、市長が具体的な内容を説明した。
特に、固定資産税と都市計画税の負担調整措置については、課税標準額の上昇幅を5%から2.5%に引き下げる特例が設けられることが注目された。
最後に、議会として議案を慎重に審議するよう求め、開会の挨拶を締めくくった。
次回は6月2日午前9時の予定で散会となった。