令和2年9月14日、鶴ヶ島市議会において、教育課題が多く議論された。
新型コロナウイルス感染症に関する対策は最優先事項として、学校再開後の授業運営や部活動の実施について、各学校で様々な対応がなされた。
まず、新型コロナウイルス感染予防のための基本方針が設けられ、毎日の検温や健康観察が通学前に義務付けられている。教室内の清掃や消毒も徹底されており、教職員が放課後に感染防止措置を実施している。しかし、活動が制限されている中で、PTAや地域からのボランティアによる支援も見受けられる。
臨時休校は、3月から開始され、全期間で比較的多くの児童生徒が影響を受けたが、特に小学校低学年においては最初の再開時に落ち着きの無さが見られたという。しかし、今では元の学習リズムを取り戻しつつあり、進展が確認されている。
部活動も新型コロナ対策を講じた上で再開し、活動時間を制限しながら進んでいる。特に音楽系の部活動は、感染リスクを考慮した上で慎重に振り返っている。公式戦についても、対外試合が段階的に行えるようになっており、学校主催の行事も、形を変えつつ行われている。
土曜塾については、開始以来約90%の出席率を誇り、意欲的に学習に取り組んでいる様子が見受けられ、大学生が指導役として児童生徒の学びを支えている。ここからは、さらなるサポートが求められる。
地域活動の停止や各種イベントの中止も影響があり、市民活動の活力源であるこれらの行事が無くなりつつある中で、コミュニティとのつながりが減少していることも憂慮される。未婚率の低下や高齢者の孤立が進む中、地域の結束が重要な課題となっている。