令和4年第4回鶴ヶ島市議会定例会が、
本日午前9時45分に開会した。
市長の齊藤芳久氏は挨拶の中で、オミクロン株による新型コロナウイルス第7波の影響を振り返り、再度の感染拡大に備えつつ、ワクチンの接種を重視する姿勢を強調した。
特に、ワクチン接種のスケジュールや地域の医師会との連携について具体的に説明。
市民の健康維持のための取り組みが今後も行われるという。
その後、議会運営委員会から会期に関する報告が行われ、定例会は12月13日までの20日間と決定。
議案は合計15件提案され、うち人権擁護委員の候補者推薦や教育委員会の任命に関するものが含まれる。
議案第53号では、教育委員会委員の任命について、萩原秀雄氏から齋藤薫氏への交代が提案されるなど、人事に関わる内容が多く見られる。
また、鶴ヶ島市個人情報保護条例の廃止、職員の定年引上げや給与改定を含む条例改正も述べられた。
特に、職員の給与に対する改正については、国家公務員や埼玉県の関連改定に合わせた形となっており、議会として議論を進めていく意向が示されている。
さらに令和4年度の市の一般会計補正予算や、後期高齢者医療特別会計補正予算に関しても概要が報告された。
この中で、特に物価高やコロナ禍への対応が求められる中、子育て世帯支援の臨時給付金や、介護関連施設への支援が盛り込まれている。
市道の路線に関する議案では、新たに11路線の認定と廃止手続きを提案し、今後の道路整備計画の進展が期待される。
市議会では、様々な市民生活に関わる重要な議題が議論されており、来る12月の一般質問では市民からの意見も反映される予定。
議会の透明性を求める声にも支えられ、市民参加の意義を再確認する機会となりそうだ。
次回の会議は、11月28日午前9時に予定されている。