令和4年第1回鶴ヶ島市議会定例会が、3月22日に開催され、様々な議案が審議されました。
特に注目を集めたのは、職員の給与に関する条例の改正に関する審議です。日本共産党の太田忠芳議員は、経済状況を背景に賃金の抑制が続いていると指摘。この改正が給料の引き下げに繋がる可能性があると懸念を示しました。彼は、「賃金と労働条件が引き上げられるならともかく、この改革は市民にとって危険な場合がある。」と強調しました。
対して、会派新政クラブの杉田恭之議員は賛成の立場から、国家公務員の俸給改定に沿った正当な決定であると述べ、市民にとっても必要な措置であると説明しました。議会は、給与改正の条例案について賛成多数での採決となりました。
また、鶴ヶ島市の国民健康保険税条例の改正も審議されました。議員たちは、特に未就学児の均等割軽減に関して意見が分かれました。石塚節子議員は国保税引上げに反対する立場を取り、低所得者への負担を痛感するとし、全額免除を求めるべきだと強調しました。
山中基充議長は、全議案に対する質疑応答を経て、採決を実施しました。議案はほとんどが可決され、地域の福祉や経済の拡充を目指す決定が為されました。そして、市長からは、改正した条例が市民生活に寄与すると期待を寄せる挨拶がありました。全体会議の最後には、議会運営委員会の継続審査や市長の挨拶に続いて、令和4年度の目標について言及され、今後の市政の方針が明らかにされました。
会議は、熱心な審議の後、議長によって閉会が宣告され、今後の市政運営に向けた期待が寄せられました。