令和4年第4回鶴ヶ島市議会が開催され、多様な働き方や国民保護、学校の校則見直し等が議題に上がった。特に多様な働き方に関して、出雲敏太郎議員は市が掲げる第6次総合計画について疑問を呈した。市の担当部長である袴田健氏は、鶴ヶ島駅周辺地区のまちづくり構想や(仮称)つるの駅構想を通じ、魅力ある地域社会の実現に向けた取組みを進めていると強調した。さらに、高齢者支援や女性、障害者の職業参加を促進すべく、さまざまな支援策を講じていると説明した。
また、大曽根英明議員からは、地域活動におけるボランティアの重要性や、自治会の高齢化による影響が指摘され、市がサポートする方策についても議論が行われた。白井克英市民生活部長は、自治会の加入者数が減少している現状を認識し、地域活動を支援するための具体的な施策を述べた。特に、新型コロナウイルスの影響で自治会活動が縮小した中での活動再開に向けた取組みが必要との認識を示した。
さらに、藤原建志議員からは、災害時の避難所運営における女性の視点や、福祉避難所の確保の重要性が問われ、丸山昭義市長は、地域との連携を重視し、災害に備えた訓練や啓発を進める意向を示した。特に避難行動要支援者に対する地域の支援体制強化が求められる中、地域の防災力向上に向けた具体策が必要とされた。
市議会では、地域の活性化に向け、地域の人々が主体となった防災活動の充実や、市民の参加促進が必要であると再確認され、今後の施策に注目が集まっている。鶴ヶ島市の地域活動や防災訓練が引き続き市民にとって意義あるものとなるよう、今後も支援の取り組みを推進していくことが求められている。