令和元年6月14日に開催された鶴ヶ島市議会では、市の重要な課題として複数のテーマが討議された。
a) 課題として大きく取り上げられたのは、圏央鶴ヶ島インターチェンジ近くの土地区画整理事業である。内野嘉広議員は、この事業における進捗状況と周辺整備の詳細について質問した。市の担当者、遠藤照夫都市整備部参事は、株式会社IHIの新工場建設が順調に進んでいることを報告。特に、南側の産業用地についても造成が進行中であり、複合的な地域発展への展望を示した。
b) また、シビックプライドの醸成は、地域の活性化に大きな影響を与えるとされるテーマだ。金泉婦貴子議員は、地域への愛着を持つことで、市民が自らの街作りに積極的に参加することの重要性について強調した。有路直樹総合政策部長は、さらなる市民意識の育成とその具体的な施策について、教育から始まりコミュニティによる支え合いの重要性を語った。
c) 教育関連では、児童虐待を防ぐための具体的な施策が問われた。健康福祉部の高沢嘉晴部長は、早期発見と支援の体制強化に向けた取り組みを明言し、特に、孤独な家庭への支援を強化する見通しを示した。
d) 英語教育の取組みも大きな光を当てられるテーマである。特に、外国語指導助手であるALTの配置数が増加したことで、児童に対する英語教育の質が向上したと松井克彦教育長は述べた。国際性を育むための施策として、地域や国の规划に連携したさらなる教育展望も語られた。