令和5年6月6日、鶴ヶ島市議会の定例会が開催された。
本定例会では、市長の齊藤芳久氏が挨拶を行い、アフターコロナの回復状況や健康促進に向けた取組について言及した。
新型コロナウイルスの感染症に関する分類が5類に引き下げられ、観光地の賑わいが戻っていると述べた。市内の各種団体の活動も活発になっている現状を強調した。
また、健康長寿優秀市町村表彰で優秀賞を受賞したことを報告し、高評価の理由としてウオーキングの参加者増加率と独自の健康づくり活動が挙げられた。
環境への取り組みとして「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、ヘチマを使った緑のカーテンのプロジェクトも開始していることを紹介した。
議案の上程に関する報告もなされた。重要な議題として、令和5年度一般会計補正予算(第3号、第4号)が提出された。
この補正予算では、物価高騰により影響を受ける低所得世帯への支援として、給付金を支給することが盛り込まれている。本市の取組が急務であることが、市長から強調された。
細かい内容としては、補正予算第3号では、給付金の上限を1世帯当たり3万円とし、市民への迅速な交付を目指す。また、補正予算第4号では、さらに幅広い支援を目指し、追加の施策を提案している。
市長はこれらの施策に対し、議員の理解と協力を求めた。
交通安全対策についても述べられ、最近発生した2件の交通死亡事故に対し、特に子供や高齢者を対象とした自転車用ヘルメット購入支援を行う意向が示された。この施策は、市民から高まる安全対策への意見を受けてのものである。
今後の会議は、6月8日午前9時から予定されており、定例会は6月23日まで続く。