令和3年第2回鶴ヶ島市議会定例会が開会した。開会に際し、齊藤芳久市長が重要な発表を行った。
市長は、先月29日に市内で発生したショッキングな事件について謝意を述べ、今後の対応を促すとともに、市民の安全を第一に考える姿勢を示した。市長選挙が近づく中、次期市長選についても言及し、6月16日の一般質問で正式な考えを発表する予定であると述べた。
新型コロナワクチン接種について、市では75歳以上の方を対象に接種を開始した。続いて、65歳以上への接種も拡大し、特に高齢者への接種加速化に取り組んでいる。市長は自身も接種を終えたことを報告し、スムーズな接種を実現するため、全庁協力の下、職員体制を強化する方針を示した。
さらには、若葉駅前出張所の業務が拡大され、証明書の発行や住民異動の手続が可能となった。これにより市民の利便性向上が期待され、窓口の混雑緩和にも寄与される見込みである。新型コロナ対策としても貢献するという。
市制施行30周年を記念し、若い世代への関心を高めるための記念グッズを配布予定である。エコバッグやトートバッグなどのデザインには職員の自主研修が組織され、幅広い世代にアピールするものとなった。また、宇宙飛行士の若田光一氏を講師に招く講演会が予定されており、子供たちに夢を与える機会となる。
最後に本定例会で提案された議案について、条例改正や一般会計補正予算などが紹介された。中でも、子育て世帯への支援策が重要視され、歳出の増額が3,964万5,000円となることが報告された。手続きや審議に関しての慎重な対応が求められると締めくくった。議会運営委員会の報告もあり、今後の議程が確認された。