令和2年9月定例会が鶴ヶ島市議会で開かれた。
市長挨拶では、埼玉県の令和元年度市町村別納税率が発表され、市の納税率が約99.61%であることが報告された。これにより、本市は県内40市中の1位となり、63市町村中でも3位となったと強調した。
市長の挨拶では、教員や保護者からの好評を受けて鶴っ子土曜塾の実施や、地域事業者支援のためのプレミアム商品券の販売について確認された。8月からは未就学児を親が同伴する際の交通費が無料化され、子育て世代の支援が強調された。
新型コロナウイルス感染症の影響も懸念され、8月中に市内で13名の新規感染者が確認されている。このため、市は引き続き予防対策と支援策に取り組む必要性を提示した。
議案審議においては、令和元年度一般会計歳入歳出決算が上程され、歳入が約230億円、歳出が約219億円と報告された。前年と比較しながらも、市税の減少が指摘され、西川地域開発についても言及された。
そのほか、令和2年度補正予算ではコロナ対策関連の経費が記された。総額は306億円を超え、各種報告が提出された。また、労働施策や事業の見直しと優先順位の再検討も求められている。市場経済や新しい生活様式に基づく施策の取り組みが急務とされようとしている。
議案のうち、議案第56号は教育委員会委員の任命、議案第57号は家庭的保育事業の基準改正が提案された。議案第68号では、工事請負契約の変更契約が上程され、地域のインフラ整備が進む計画が説明された。
最終的には、議長が全日程終了を宣告。次回会議は9月1日に予定されている。今後も多岐にわたる議題の審議・決議が期待される。