令和4年第1回鶴ヶ島市議会臨時会が、1月13日に開会した。
この臨時会では、市長の齊藤芳久氏が新年の挨拶を行い、今年度の重点戦略と新型コロナウイルス対策について述べた。特に、子育て世帯への支援として、臨時特別給付金を児童一人当たり10万円を支給することが強調された。また、その給付金の支給方法を説明し、既に12月24日には対象者への振込が完了していることも発表された。
議案第1号の専決処分の承認に関する質疑が行われた。小林ひとみ議員が給付方法の事例について質問した。高沢嘉晴健康福祉部長は、県内の自治体での給付方法を説明。約60%の自治体が給付金を年内に一括支給していることを明らかにした。さらに、振込の経費についても言及し、経費の節減が期待できるとの見解を示した。また、議案第2号では、令和3年度の一般会計補正予算が上程され、国の補正予算に基づいた緊急性の高い事業が計上されることが確認された。
この補正予算案は、計上された経費により、合計で8億3,865万9,000円の増額となり、総額は256億7,651万3,000円に達する見込みだ。松尾孝彦議員は、給付対象世帯について具体的な算出方法を質問した。高沢部長は、昨年度の実績を基に算出したことを発表し、給付スケジュールについても具体的な周知方法を検討していることを伝えた。最終的に、議案は全員一致で承認され、会議は閉じられた。