令和5年6月19日、鶴ヶ島市議会は交通安全対策や子どもたちの英語教育、犬のふん持ち帰りの問題について議論した。
市内の自転車事故発生件数については、令和2年59人、令和3年63人、令和4年41人であり、いずれも高齢者の比率が高い。
これに対して、市ではヘルメットの着用推進が急務であるとし、全世代を対象とした努力義務化が進められている。
県内でも自転車事故による死亡者の約7割が65歳以上で、これに対し市の対策として毎年実施している高齢者自転車安全講習会が行われている。また、小・中学校では交通安全教育が行われており、学校では警察署員が講師を務める交通安全教室が開催されるなどしている。
さらに、英語教育に関しては、鶴ヶ島市は全ての小中学校に外国語指導助手(ALT)を配置しており、英語技能検定の全額助成を行うなど、英語力向上にも力を入れていると報告された。地域による違いが顕著である中、本市は56.6%の英検3級以上取得率を達成しているものの、さらなる向上が求められている。
自転車の安全利用促進に向けた条例の制定、生徒への安全教育、さらに犬のふんの持ち帰り問題が強調され、市民全体での取り組みが呼びかけられた。市は啓発活動に取り組んでおり、地域コミュニティを巻き込みながら改善策を模索していくことが重要とされた。