令和2年12月14日、鶴ヶ島市議会は第4回定例会を開催した。議題には市制施行30周年記念事業やがん教育の実施状況、農業大学校跡地の今後の活用についての質問が上がった。この中で、金泉婦貴子議員が市制施行30周年に関連して感謝の意を表明し、記念事業の内容について市の考えを問うた。市長の齊藤芳久氏は、30周年を祝うにあたり、子どもたちと市民の郷土愛を育む事業を計画していると説明した。記念事業は、タイムカプセルの開封や協力を得た様々なイベントを予定し、特に子どもたちが目立つ形でのイベント実施を目指すという。
さらに、がん教育について、長島健康福祉部参事は、本市におけるがんの現状や学校教育での取り組みを報告した。現状は、国民の2人に1人ががんになる時代において、がん教育を通じて早期発見や予防の大切さを教育機関で教えていくことの重要性が強調され、その実施が将来のがん罹患率を下げる鍵になるとした。また、小学校での取り組みについても言及があり、子供たちが健康を学ぶ機会が増えることが期待される。
次に、農業大学校跡地の活用については、笠原都市整備部長が現在進められている緑地や調整池の維持管理についての考えを述べた。これらの施設が市の持続的な利用に繋がるように、様々な団体との協力が模索されているが、利用者の安全確保にはパトロール等の対策を強化する方針が表明された。