鶴ヶ島市議会では、令和3年第1回臨時会が開催された。議会は市長の挨拶から始まり、新型コロナウイルス感染症の影響や補正予算案の必要性について説明された。
齊藤芳久市長は、新型コロナウイルスの感染拡大により厳しい局面にあると指摘した。市ではワクチン接種券を65歳以上の市民約2万人に発送し、今後スムーズな接種を進める計画であると述べた。
また、補正予算案では、国からの地方創生臨時交付金約2億3,000万と市単独分約1億3,000万を加え、約3億6,000万の規模で編成した。地域経済活性化や高齢者応援クーポン事業に取り組む方針が示された。
特に、議案第33号において新型コロナ対策として追加された高齢者応援クーポンの発行が強調された。市民生活を支援するため、地域経済活性化に寄与することを目指している。
議案第30号および第31号の専決処分に関する議論が行われ、太田忠芳議員からは、法律改正のタイミングが厳しいと指摘され、さらには税収に及ぼす影響について質問が寄せられた。丸山昭義総務部長は、環境性能割の延長により市税に与える影響が少ないことを説明した。
その後、近藤英基議長が辞職し、新たに山中基充議員が議長に選出された。新議長は、住民福祉の向上に尽力することを誓い、議会の業務の透明性を高める方針を示した。
また、副議長選挙では内野嘉広議員が当選し、今後の議会運営に期待が寄せられている。議会運営委員は、常任委員や運営委員の選任を行い、監査委員の選任に関する議案も可決された。