令和4年6月15日に開かれた坂戸市議会では、ゼロカーボンシティ宣言や環境教育、コロナ禍におけるマスク着用について議論が行われた。
まず、環境政策に関する議論では、ゼロカーボンシティ宣言について、石坂知巳環境産業部長が重要性を述べた。国の法律が改正され、2050年までの脱炭素社会の実現を目指すことが求められている。市全体で具体的な削減計画を策定することが重要であり、現在、坂戸市環境基本計画を策定中であるとした。具体的な施策については、公的施設への再生可能エネルギーの導入や市民への省エネ意識の啓発が必要とされる。
また、環境学館いずみの役割も強調され、同施設が市民の環境教育や意識向上の場であることが示された。館では多様な環境に関する講座が開催され、多くの人々が参加していることが報告された。これに関連し、ミツバチプロジェクトは、蜜蜂保護と環境教育を両立させる重要な取り組みとして進められており、蜜蜂が持つ自然環境保全の意義が再確認された。
次に、城山の森の利用に関しては、貴重な動植物が生息する土地としての保全が重視された。市は森のエリアを拡大し、多様な生物の保護に努める方針を示す一方で、利用者からの意見も受け付けており、安全対策が必要との声も寄せられている。