令和6年3月13日、坂戸市議会では第1回定例会が開催され、重要議案が多く審議された。
初めに、一般会計補正予算に関する議案が討議され、無事承認された。議案第25号は、令和6年度の一般会計予算を326億5,500万円とし、前年より3億9,800万円の増となることが認められた。これにより、市民生活の安全と安心を最優先とした様々な施策の実行が期待されている。
次に、個人番号及び特定個人情報に関する条例改正が議題に上がり、付託された委員会において質疑が行われたが、特に異議なく可決された。
印鑑条例および手数料条例の改正でも、質疑はなされず原案通り可決され、市民サービスの向上が目的とされている。会計年度任用職員に関する報酬等の改正も同様に承認され、職員育児休業に関する条例も改正された。
子育て支援センターの設置及び管理についても審議され、同様に賛成の声が多く、無事可決された。こども医療費支給に関する条例や、介護保険条例の改正も可決され、坂戸市の福祉政策が一層強化される方向だ。
今回の会議では、特に議案第25号が注目された。野沢聖子議員は、予算の大幅な増を評価し、安全で安心して暮らせる町づくりを進めると強調した。反対意見もあったが、討論において反発意見は少数派だった。
また、教育や農業関連の委員の任命、空き家等の管理に関する条例改正、都市計画道路に関わる基本協定変更なども次々に可決された。
最後に、議案第34号として、坂戸市立桜中学校の校舎改修工事の請負契約締結についても審議された。市長からの提案を受けて、こちらも議員からの質疑がありますが、反応は冷静なものであった。市は、経年劣化防止のために重要な工事であると位置付けている。
本定例会では、議員らの熱心な議論の結果、すべての議案が承認され、坂戸市の福祉向上に寄与する重要な施策を一歩前進させることができた。今後の市政運営に注目が集まる。