令和3年9月15日、坂戸市では定例会が開かれ、主に公衆無線LAN環境整備やフレイル予防、さらには東部地域の水害対策について議論された。
最初に、鈴木友之議員が公衆無線LAN環境整備についての質問を行った。コロナ禍においてオンラインでの活動が広がる中で、公共施設での公衆無線LANの整備が求められている。また、楠本圭司総合政策部長は、本市の公衆無線LANの現状や、文化施設等への整備を進める状況について説明した。特に、令和6年度までに8施設への拡充を目指すとした。
続いて柴田文子議員がフレイル予防に焦点を当て、現状と今後の取組について質疑した。市原真一福祉部長は、フレイル予防に向けた取り組みの重要性を強調し、運動や栄養、社会参加など複合的な支援を行っていると述べた。また、フレイル相談会や成功事例を基に、今後もこれらの活動を拡大していく意向が示された。
最後に、新井文雄議員が東部地域の水害対策に関して質問し、鷺谷久芳都市整備部長は、越辺川堤防の復旧工事や雨水ポンプの増設状況について報告した。また、将来的な洪水時避難場所の確認や、浸水想定区域内に置かれる要配慮者施設の避難確保計画についても言及した。特に、新型コロナウイルスへの配慮も必要な中、施設での避難計画が策定されているとのことである。
この会議を通じ、市は新型コロナウイルスや自然災害に対する備えを強化することを表明した。公衆無線LANやフレイル対策の推進により、地域住民の生活向上が期待される。また、水害対策もさらに進むことが期待されている。