第4回坂戸市定例会が令和4年9月15日に開催された。会議では市政一般質問が取り上げられ、特に新型コロナウイルス関連の対策や教育、地域交流センター化についての議論が中心となった。
最初に、教育に関する発言があり、武井誠議員が未来の学校教育の在り方について質問した。最近の埼玉県の教員採用試験の志願者数の減少や、教育現場における教員の長時間労働が問題視された。武井議員は、教員になりたいという若者が増えるような魅力ある学校づくりの重要性を指摘した。また、彼は城山学園を未来の学校のモデル校として育てるべきだと提案し、教育行政の改革を要望した。
次に、町の空き家対策について議論された。武井議員が、放置される空き家の危険性や地域への影響について質問を行った。これに対し、鷺谷久芳都市整備部長は、市内の空き家数が増加しているとし、空き家の管理や維持についての課題を挙げた。また、緊急な対応が求められる空き家に対して市がどのように対応していくのか、市の取り組みについても具体的に述べられた。
また、新型コロナウイルスによる影響や医療体制の逼迫についても意見が交わされた。髙山こども健康部長は、ワクチン接種や陽性者支援について説明し、特に未成年層の感染拡大が問題視されていることに触れた。子供たちを守るための具体的な対策を求める声も上がった。
このように、質疑応答が進む中、市民の声や要望を反映させることの重要性が強調された。特に、地域交流センター化についても取り上げられ、過去に反対運動があったことが示され、現在の進行状況や市民からの意見吸い上げの方法について質問がなされた。市民参加を促進し、地域課題の解決に向けた具体的な取り組みが求められた。
最後に、市民との対話の重要性が強調され、地域づくりや教育、空き家対策など多岐にわたる課題に対する行政の取り組みが求められた。会議は円満に閉会した。