令和5年12月7日に開催された定例会では、運営を含む市政一般質問が行われた。出席議員18人が参加し、健康政策や交通対策に関する重要な議論が交わされた。
最初の質問は、12番・森田文明議員による健康政策についてであった。森田議員は、世界保健機関(WHO)の健康の定義を引用した上で、市民の健康づくりの重要性を強調した。「単に疾病が存在しないことではなく、心豊かに生きることが重要だ」と述べた。具体的に第2次坂戸市健康なまちづくり計画の達成状況について質問し、担当の井上晋こども健康部長が回答した。令和4年度の市民アンケート調査によると、運動習慣や葉酸に関する指標は目標達成しているが、食生活や地域社会とのつながりに関する指標に未達成が多い状況という。
次に交通対策についての質問が続いた。森田議員は、坂戸西スマートインターチェンジ周辺の物流施設が増加する中での交通安全の重要性を訴えた。「大型トラックの増加による交通渋滞や事故の危険が高まっている」と述べ、坂戸西スマートインター周辺の交通対策を質問した。高山市民部長は、交通安全対策の取り組みを報告し、看板の設置や警察との連携が進められていることを説明した。また、右折専用信号の設置に関する要望についても触れ、今後の交通調査と対応を示唆した。
この会議では、市民が健康で充実した生活を送るためには健康づくりが欠かせないことが強調される一方で、交通渋滞や事故への対策が急務であることも再確認された。今後もこれらの課題に対して、行政と市民が協力して取り組む姿勢が求められている。