令和4年9月13日に開催された坂戸市の定例会では、市政に関する一般質問が行われ、特に「道の駅」の新設や女性の経済的自立支援、食品ロス削減施策について焦点が当てられた。
加藤則夫議員は、道の駅の新設に関する質問を通じて、この施設が地域振興や交流の場として重要な役割を果たすことに言及した。特に多言語対応や観光機能、防災、さらには地域創生の拠点としての進化を強調した。これを受けて、鷺谷久芳都市整備部長は、道の駅の整備には県や国の支援があることを説明し、整備における手法や候補地について具体的な提案を行った。
次に、女性活躍・男女共同参画に関する質問に移り、野沢聖子議員はコロナ禍における支援の必要性を強調した。地域での相談体制の強化や、特に高齢者向けな支援を求めた。関口万須美総務部長は、相談体制の重要性や、女性の経済的自立に向けた取組を進める意向を示した。また、男性の家庭での活躍も重要視され、家事講座の拡充などが検討されている。
食品ロスについても重要な議論がなされた。中村拡史議員は、日本全体の食品ロス削減に向けた具体的な施策を提言し、実態調査の必要性や事業者との連携強化を訴えた。石坂知巳環境産業部長は、食品ロスの現状や今後の課題、特に家庭での食品ロス発生を抑えるための施策について説明した。
全般的に、市民生活のクオリティ向上に向けた熱心な議論が展開された。市当局の取組をしっかりと支援し、地域の未来を見据えた施策が求められている。