令和4年6月定例会が開催され、様々な市政に関する質問が行われた。
田中栄議員は、気兼ねなく外出できる環境づくりと成人の予防接種について訴えた。
特に、外出先のトイレ環境の改善や、男性トイレへの汚物入れ設置を提案。
膀胱がんや前立腺がんの患者が増加する中、尿漏れパッドを利用する方への配慮が求められている。また、ユニバーサルシートの設置を通じて高齢者や子供連れが利用しやすい環境を整備する方針も示された。
成人の予防接種に関しては、特に風疹ワクチン接種の重要性が強調された。
過去の質問からの継続的な取り組みを受け、成人男性向けの無料接種プログラムの周知が進められている。風疹感染リスクを低減するため、抗体検査受検率を上げるための施策も進行中である。
続いて、髙山康彦こども健康部長は、成人予防接種の現状を報告。
特に、風疹ワクチンについては、県内での申し込み状況や今後の対策を説明した。今後の課題への対応として、さらなる啓発活動や効率的な実施策の展開が期待されている。
また、デジタル化の進展により、行政サービスの電子化についても言及された。
特に、マイナンバーカードの普及が進められ、行政手続きのデジタル化が重要視されている。市民サービス向上のため、書かない窓口や、リモート対応窓口システムの導入が期待され、検討が進められている。特に高齢者や交通弱者への配慮が強調された。
市民の声を集約し、政策に反映させるためのオンラインシステムも検討されており、これにより多様な意見を反映することが目指されている。実際の運用には課題もあり、事務処理コストや個人情報の扱いについて慎重な対応が求められている。