令和5年6月21日、坂戸市議会において第2回定例会が開催された。この会議では、数多くの議案が審議され、その結果、複数の条例が可決される重要な内容となった。
まず、議案第28号から第30号までは、いずれも専決処分の承認を求めるものであった。これらの議案は、税条例に関連する改正を含むもので、出席議員19名全員が同意し、承認された。藤野登議長は、「本件は承認することに御異議ありませんか」との問いかけに、「異議なし」の声が続いた。
さらに、議案第31号と第32号も専決処分の承認を求める内容であり、令和5年度一般会計補正予算に関する議案であった。これらについても、討論はなく、全会一致で承認された。
次に、議案第33号「坂戸市自転車の安全な利用に関する条例の一部を改正する条例制定」等が審議されたが、最終的に原案通りの可決が確認された。これに引き続き、市民福祉を促進する観点から議案第34号、また児童福祉に関する議案第35号も同様に全会一致で可決。
その後、桑名市選挙管理委員の選挙も行われ、長谷部博之氏、山田俊秀氏、石川邦松氏、および大室澄一氏が選任された。また、補充員についても山下宏夫氏らが選任された。
一方、議員提出議案第3号として、平瀬敬久議員に対する辞職勧告決議が提案された。この議案については、平瀬氏の言動が問題視され、多数の議員からの賛成票が投じられた。古内秀宣議員は、「平瀬氏の資質に欠け、議員活動を存続するに値しない」と断言し、賛同者が11名に達したため、議案は原案通り可決された。これに対し慎重な意見を出した鈴木友之議員は、地方自治法に則った手続きが行われていないことを指摘。
これらの議題に対して、全議員における活発な討論が行われ、議会の運営が円滑に進むことに寄与した。藤野登議長は、議案が可決されたことに対し感謝の意を表し、今回の会議は無事に終了した。