令和元年9月定例会が行われ、様々な市政に関する質問が提起された。
特に、準用河川谷治川の整備については新井文雄議員が言及し、その重要性を強調した。これまで、同川は過去の台風による浸水被害を受け、特に2011年や2015年には周囲の地域で大きな被害が発生していた。この問題に関して、新井議員は「早期の整備が求められている」と述べ、実施状況について具体的な問いかけを行った。
中嶋仁都市整備部長によると、現在準用河川谷治川の改修は進んでおり、延長1,639メートルが完了したとのこと。改修工事は96.4%の進捗率に達しており、用地買収も全て完了していると回答があった。また、県道上伊草坂戸線の一本橋のかけかえについても言及し、「早急な整備が必要」と考えを示した。
次に、議会では子供のいじめ問題が議論された。内田達浩議員はその現状を取り上げ、いじめに対する学校や教育委員会の対応について質問した。市教委は、認知されたいじめ件数が増加傾向にあり、それに伴って学校での対応に力を入れていると述べた。具体的には、小・中学校でのアンケート調査やネット安心講座を実施し、子供たちへの予防教育を行っていると報告した。
さらに、県内各市のキャッシュレス化の進捗についても話題となった。内田議員は、日本の現状と比較し、「自治体キャッシュレス化を推進し、先進市を目指すことが重要」と発言。市は、今後の取り組みとして、民間企業との連携を強化する方針であるとした。
このように、市政一般質問は市民の安全や福祉を向上させるため、多様なテーマが取り上げられている。特に河川改修や教育現場におけるいじめ問題は、市民生活に密接に関わる重要な課題であるとの認識が強調された。