令和3年12月8日の定例会では、米価の下落問題やいじめ、不登校の対応策が討議された。
まず、11番の森田文明議員は米価下落に対する支援を求めた。彼は、農業の現状として、特にコシヒカリの買取価格が前年度より20%も下落しており、多くの生産農家が離農を考えざるを得ない状況であると指摘した。また、農業従事者の高齢化や後継者不足は深刻な問題であり、国や市の支援が必要であると強調した。その後、澁谷務環境産業部長は、米の需要と供給を見極めて、今後も生産者支援を進めると述べ、具体的な対策として複数の支援策を紹介した。生産者の意向を尊重し、持続可能な農業を目指す考えだとした。
次に、森田議員はいじめ、不登校問題についても言及した。彼は、いじめや不登校の実態を取り上げ、特に学校に通えない子供への支援の強化が急務であると述べた。教育部の谷口義明教育部長は、児童生徒を開かれた環境で支えるために、一人ひとりに寄り添った対応を行っていると説明した。さらに、いじめ問題の解決には、学校だけでなく家庭や地域の協力も必要であるとの考えを示した。
最後に、商工業振興についても多くの議論が行われた。石井寛議員は、地域商業の環境整備や後継者不足の問題を指摘した。澁谷部長は、商工業ビジョンに基づいた政策の推進を約束し、特に中小企業への支援策を強化する必要性に触れた。今後、商工業団体との連携を深め、地域経済の発展に寄与したいと述べた。
会議では、今後の支援策の重要性が強調され、地域社会の課題解決に向けた協力の必要が確認された。集中的な支援と地域の発展に向けた取組みが求められる。