令和4年4月21日、坂戸市議会臨時会が開催され、重要な人事案件や市財政に関わる議案などが審議された。
最初に、飯田恵議長が開会の挨拶を行い、臨時会が市発展のために重要であると強調した。その後、日程に従って会期の決定がなされ、本臨時会の会期は1日とされた。
日程第4から第7では、専決処分に関する議案が一括で議題となった。石川清市長が登壇し、坂戸市税条例および都市計画税条例の改正理由を説明した。今次改正では、固定資産税及び都市計画税の負担を均衡化させるため、課税標準額の上昇幅を評価額の2.5%に設定することを述べた。議長は質疑の後、これらの議案は異議なく承認された旨述べた。
また、議案第38号に関連し、平瀬敬久議員が生活困窮者自立支援金の申請件数や措置の適正を問う質疑を展開した。市原真一福祉部長が、今年度の申請件数が昨年度より減少していることへの懸念に答え、周知の方法を強化する意向を示した。
さらに、飯田議長の辞職願が提出され、議長の辞職が承認された。後任の選挙では、藤野登議員が新議長に選出され、選任理由が告げられた後、議長としての意気込みを表明した。また、石井寛議員が副議長に選任され、同様に挨拶を行った。
その後、常任委員や議会運営委員の選任が行われ、合意のもと指名された議員が承認された。各議員の役職が決定した後、藤野新議長が閉会にあたり、出席した議員や市執行部への感謝の意を表し、無事に議会が終了したことを報告した。
新型コロナウイルス感染症への対応についても、より一層の注意を呼びかけ、健康管理と市民福祉の向上に向けた協力を求めるなど、議会の必要性を再確認した。議会運営は、着実に市の発展に寄与するものと期待されている。