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さいたま市議会、介護職員の待遇改善案を可決

さいたま市議会は、介護職員の待遇改善を含む議案を可決し、次回会議の日程を決定した。
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令和6年2月定例会が開催され、様々な議案が審議される中、注目を集めたのは市長提出の議案とその関連議案である。

 本会議は午前10時に開議され、出席議員が60名全員であった。江原大輔議長は開会の宣告を行い、議事が進行した。続いて行われた諸報告の中では、予算委員の辞任及び選任についての報告があり、議長から新しい委員が指名された。

 特に議案第59号の訂正については、契約相手方の代表者変更に伴うものであり、日野徹副市長による説明が行われた。誤記の省正に関する質疑もなく、異議なしと認められた。これが承認された後、次に議題されたのは市長提出議案及び議員提出議案の75件である。江原議長はこれを一括して議題にし、委員長報告に進んだ。

 各常任委員長からの報告では、特に総合政策委員会からの報告が印象深かった。添野ふみ子委員長は、複数の議案の審査結果を報告し、議案第34号「さいたま市個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例」について、議案の可決を強調した。さらに、会計年度任用職員の給与に関する議案第35号に対する賛否が分かれ、賛成意見としては、女子労働者の待遇改善の必要性が挙げられたのに対し、反対意見では待遇の平等性が問題視された。

 また、福祉局長の竹内善一氏は、訪問介護の人員配置を見直す議案に関連し、介護サービスの質の向上を目指す新たな制度設計について説明した。この中で、身体的拘束の適正化に向けた基準の見直しが行われることに対し、委員からは運営上の負担増が懸念され、量的な影響を尋ねる問いもあった。さらに、改正に際して事業者に対する周知と指導体制の強化が求められた。

 最終的に議会では、議案についての質疑が行われ、特に医療志向の強い人事配置や経済政策に重きを置く案件で活発な議論が展開された。議案第90号「埼玉県公安委員会委員の推薦」については、武田ちあき氏が推薦される意味や理由が確認され、埼玉県からの要請に基づくものであったと通告された。

 本会議は、様々な重要案件が継続中であることから、次回も今日と同様の熱気ある議論が期待される。次回の会議は明日、午前10時から開会される予定だ。

議会開催日
議会名令和6年2月定例会
議事録
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