令和6年6月20日、桶川市議会の第2回定例会が開催された。
本定例会では、様々な議案が提案され、全会一致での可決が相次いだ。特に、第31号議案、桶川市職員の旅費に関する条例の一部改正は、宿泊料の増額調整規定の設置が求められた。総務常任委員長の砂川和也議員は、宿泊先の指定など、特別な事情により現行の規定で対応が困難な場合に増額調整を行う旨を説明した。これに対する質疑を経て、議会は全会一致でこの議案を可決した。
第32号議案、桶川市税条例の一部改正においては、公益信託制度の活用に関する質疑が行われた。この制度は効率的且つ弾力的な運用が可能で、税制上の優遇措置が受けられる点が特徴であると説明された。これに関しても質疑はあったものの、討論はなく可決された。
民生経済常任委員会の委員長を務める山中敏正議員の報告によれば、第34号議案、桶川市家庭的保育事業に関する基準の改正は、保育士の配置基準引き上げに関するものであり、保育の質が重視された。これも全会一致で可決された。さらに、第35号議案の桶川市道の駅の設置及び管理に関する条例の改正についても、多くの質疑が行われた。
建設文教常任委員長の岩崎隆志議員は、第37号と第38号議案に関連する市道の認定及び廃止についても報告した。その中で、廃止された市道6124号線及び6125号線に関する進捗が語られた。これらの議題も討論を伴うことなく、原案通り可決される運びとなった。
最後に、市長の小野克典市長は、補正予算及び様々な条例改正についての感謝を表し、全議案は原案の通り可決されたことを宣言した。このような流れの中で、桶川市議会の議会活動は円滑に進められ、新たな施策の実施へと移行する。