令和6年6月定例会が開会された。
60名の議員が出席し、会期は6月28日までの24日間と決定された。この定例会では、永年勤続議員への表彰状伝達が行われ、中山欽哉議員、萩原章弘議員、吉田一郎議員が受賞した。市長の清水勇人氏は、彼らの栄誉を称え、地域の発展への尽力を感謝した。
永年勤続議員表彰の場で、清水市長は「受賞された議員の皆様は、本市の市政向上に大きく貢献された」と述べた。また、議長の江原大輔氏も受賞者を祝福し、地域の発展にさらなる貢献を期待する旨を強調した。
この定例会では市長から議案33件が提出された。特に、個人住民税に関わる減税についての提案、さらには新規の公共施設の建設に関する予算が含まれる。日野徹副市長は、これらの議案の説明を行い、住民への負担を軽減する意義を強調した。
市長の行政報告では、最近の土地売却における不適正な事務処理事案に関して、市民や関係者へのお詫びがあった。市長は内部の決裁を経ずに市有地が売却された事実を報告し、市民の信頼を損なったことの重さを述べた。今後、再発防止策を講じると提言した。
各常任委員会からは、都市農業の振興、脱炭素社会に向けた取組、子供政策DXの推進などの報告がなされた。それぞれの委員会は、地域の持続可能な発展に向けた施策を提言した。
いずれの報告も市民生活向上の目指すもので、地域への影響を重視した議論がなされ、今後の施策に期待が寄せられる。最後に、次回の会議日程が報告され、また、質疑応答の時間も設けられた後、散会となった。